辻堂の歯科｜有馬歯科クリニック｜茅ヶ崎市にある歯医者さん

近年、少子化が取り沙汰されていますが、ここ茅ケ崎市はお子様の出生率が非常に高い地域です。その為、小児の患者様も多く来院されます。そんな大好きな子供たちをとびきりの笑顔にするためには、美しい歯、歯並びは欠かせないものです。笑顔を第一に考え、自分の子供にしてあげたいと思う治療を、すべての子供たちに行うことを目標としております。その子の3年後、5年後、大人の口になった時のことまでを考え、成長･発達の途上にあるお子様の歯と口腔の病気の治療・予防、さらには長期的な口腔管理（定期診査）をお手伝いをすることが非常に重要です。

幼児期における予防歯科

歯科治療に慣れていないお子さまにいきなり治療を行ったりはいたしません。もし、そんなことをして、歯医者さんは｢怖いところ｣、｢痛いところ｣という恐怖心を持ってしまったら、二度と歯科クリニックには行きたがりません。 無理せず、歯科治療の練習をしたり、歯のクリーニングをしたり、歯医者さんは痛くない、楽しいところと思ってもらうことが重要なのです。
また当院では、虫歯を治すだけではなく、虫歯にならないような歯や口内環境を作ることに重点を置いた歯科医療（予防歯科）を行っております。ブラッシング指導はもちろんの事、フッ素による歯質強化、シーラント（予防充填）など、健全な永久歯の育成へとつながる手助けをおこなっております。

フッ素塗布について

フッ素塗布とは、フッ素の虫歯抑制効果を利用したもので、歯に直接塗布することによって虫歯を防ぐという方法です。萌出して間もないほど効果は大きいと考えられます。

シーラント（予防充填）とは

奥歯には歯ブラシの毛先が届かない溝が存在します。 溝に食べカスなどの汚れが溜まり、それをそのままにしておくと当然虫歯になってしまいます。

シーラントとは、奥歯の噛みあわせの部分にプラスチックを埋め込み、その部分の溝埋め（シーラント） をおこなう虫歯予防の事です。 シーラントは、その性質上、虫歯ができやすい時期・虫歯ができやすい場所にするのがいいと言われています。そのため、一般的には子供の第一大臼歯に施されることが多いです。子供の第一大臼歯は、6歳頃には生え始めてきます。この時期は、まだ子供が自分で満足に歯のケアをすることができないことが多く、虫歯になりやすい時期です。

また第一大臼歯は乳歯ではなく永久歯であり、 生え始めの永久歯は虫歯になりやすい と言う特性があります。虫歯になる前に、ケアが散漫になりがちである第一大臼歯を守るシーラントは、有効な予防歯科の1つです。

サホライドについて

お子様の体質にもよりますが、一般的に歯を削ったりする本格的な治療ができるのは4～6歳くらいでしょうか。まだお口を開けることのできない小さなお子様にはサホライド（う蝕進行抑制剤）による治療をおこなうことがあります。
これはすでに虫歯になってしまった歯にサホライドを塗る事によってある程度、虫歯の進行を抑える事が出来るお薬です。フッ化ジアンミン銀(フッ素イオンと銀イオンが含まれています。)を主成分としており、硝酸銀の殺菌作用と、フッ素の虫歯抑制作用の両方の効果が期待できます。

また、サホライドは光、熱により変質しやすい性質を持っています。歯面や根管の中を清掃し、乾燥させた後、小綿球に浸ませて塗布します。これにより、初期の軽い虫歯の進行が抑制されます。ただし、銀の沈着によって、象牙質の色を変化させ、歯が黒光りしてくるという副作用があります。そのため乳幼児の前歯の虫歯の抑制にはよく使われますが、永久歯の前歯には使いません（もちろん黒くなったからといって虫歯になったわけではありません）。

	低年齢（三歳位まで）の前歯の虫歯で4ケ月毎の定期検診において監視できる場合 （三歳過ぎれば治療いたします） 歯の生え変わりまで一年程で痛みなど症状がない場合 隣接面（歯と歯の間）で虫歯の疑いがある場合 （虫歯があると歯と歯の間が黒くなってきます。）
	サホライドを塗ると黒く変色してきますが虫歯が進行したのではありません。 変色した部分は虫歯になっています。サホライドを塗った事によって安心しないで下さい。 サホライドの効果と歯ブラシ、フロス及びおやつのコントロールが合わさって、はじめて虫歯の進行を抑える事ができます。 虫歯の進行を完全に抑える事ができる訳ではありません。 治療最後に塗るフッ素とは別のものとなります。

幼児期の歯列不正、予防のために

お子さまの下顎の前歯はきちんと並んでいますか？歯が重なっていれば将来、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。当院では、全顎的にレントゲン撮影をし、乳歯の下に埋まっている永久歯の萌出方向を予想し、将来的な歯列不正の予防にも努めております。