初めてご来院される患者さまには、一般歯科にて患者様のお口の状態を確認させていただきます。
その上で、まず応急処置を行い、その後精密検査を実施し、様々な角度から口腔内の状態を調べ、最適な治療プランを立てていきます。状態によっては複数案の計画を提示したり、今後の予防法もご指導しております。最善の治療プランを担当歯科医師と患者さまとで一緒に進めていきます。ご不安な点などお気軽にご相談ください。
当院ではできる限り歯を保存するよう努めております。
世界的なMI(Minimum Intervention = 最小限の治療)の流れにのっとり、深い虫歯でも可能な限り、神経を抜かないような薬(3Mix MP法)を用いたりするなど工夫をしています。
ただし明らかに保存不可能な歯を無理に延命させる事は周囲の歯を侵食させたり、口腔内衛生的にも本末転倒な事になります。そういった場合には、Maximal Intervention(最大の介入で最大の効果をあげる)の考えで治療を行い、終了後は可能な限り再治療のないよう努めております。
※MI(Minimum Intervention = 最小限の治療)
「MI」とは、国際歯科連盟(FDI)で提唱された“最小の侵襲”という、最小限の侵襲により、最大の効果を得ようという医学思想のことで、「人にやさしい」治療をしようという考えです。虫歯をなるべく削らず(最小限)に治療をすることなどがMIにあたります。
3Mixとは薬で治す画期的な治療法です。抗生物質を使い、出来るだけ歯に負担を掛けずに虫歯の治療が出来ます。神経に非常に近接している部分だけ、一部罹患歯質を残し、その上を抗生物質で覆うことにより、虫歯菌を殺菌します。この薬が効けば、深い虫歯でも神経を取らずに治療することが出来ます。神経を取ってしまうと歯はもろくなり割れたり、折れやすくなります。3Mixにより、通常なら虫歯が深く進行して神経を取らなくてはならない場合でも、神経を残せる症例が多くなってきています。
■ Metronidazol (メトロニダゾール、市販薬剤名フラジール)
■ Minocycline (ミノサイクリン、市販薬剤名ミノマイシン)
■ Cyprofloxacin (シプロフロキサシン、市販薬剤名シプロキサン錠)
■ MP (マクロゴール、プロピレングリコール)
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