辻堂の歯科｜有馬歯科クリニック｜茅ヶ崎市にある歯医者さん

インプラント(人工歯根)とは、歯が抜けてしまったところの骨にフィクスチャー(ネジ)を埋め込んで、そのネジを土台にしてアバットメント(連結部)と人工の歯を装着する治療法です。
当院では世界的にも高い評価を得ているアストラテックのインプラントを採用しています。 ただしインプラント治療は各個人の生体親和性を利用した治療であり、全ての人ができるものではありません。 （例：基礎的疾患（糖尿病等）のある方、骨の幅が極端に薄い方）
簡単なオペは当院にて行いますが、骨の量が不足している等、高度な技術が要求される様な症例ではインプラント専門医による治療を行います。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリットとデメリットを知ったうえで治療を受けるということは大切なことです。ここではメリットのみならず、デメリットもご紹介します。実際にインプラント治療を受けるか否かの一つの材料になるよう、ご覧頂ければと思います。

骨量の安定化 歯が無い方は、有る方と比較すると骨の量が大変少なくなっています。この事が体のミネラルバランスを崩す原因のひとつとなっているようです。骨はカルシウムの固まりですが、血液中にカルシウムが不足すると骨からカルシウムが溶け出し、ミネラルバランスを調整します。これによって、様々な体内の活動が保たれているのです。そのため骨が少なくなる、つまり歯が少なくなると老化が進む一因となるのです。インプラント治療はその骨の量を安定させるといわれています。 若返り効果 インプラント治療には、 噛み合わせを根本的に治すという利点があります。 インプラント治療により噛み合わせが改善されると、あごから肩にかけての筋肉がまず改善され、背骨・頚椎のずれが改善され始めます。この結果、骨格バランスが全身で改善され、自律神経の調和、ホルモン分泌の活性化とつながり若返り効果となっているのです。 ただし、万能的に妄信するのではなく、慎重に治療計画や歯科医との話し合い、人工歯をキチンと作る技術などが必要であることを忘れないでください。 天然の歯のような噛み心地 インプラントの構造は従来の治療法に比べ天然の歯に近いので、自分の歯と同じような感覚で噛むことが出来、食べ物の味や感触が良くわかります。また、入れ歯のように器具が口の中を覆うこともありませんので、食べ物の味や舌触りなどを損なうこともありません。

外科手術が必要である 外科手術はそれを受ける患者の状態によって、リスクが発生する場合があります。 インプラント治療も同様で、骨や歯肉が良好な患者であれば、リスクは殆どありません。しかし、骨の移植、造成、延長などを行ったうえで、インプラント治療を施す場合はやはり100％成功するとはいえないのが現状です。伴うリスクも患者さまの状態によって異なりますので、担当歯科医に十分に相談し、納得した上での治療が必要不可欠です。 治療費用が高額である 設備や材料が高価で、しかも健康保険適用外となるため、インプラント治療の費用は高いものとなってしまいます。 治療計画書や費用について、きっちりと書面で残すようにし、医師にまかせっきりにするのではなく、しっかりと内容を理解した上で、治療を受けるようにしましょう。 例：インプラント1本につき手術代＋被せ物で約30万円程度（CT撮影代込み） ※CTは当院から紹介する他機関にて撮影していただきます。 　その場合にかかる費用（15,000円）は当院にてご負担いたします。 長い治療期間 インプラント骨が結合するまでの安静期間として3ヶ月は必要とされています。その後も型を取ったりするため、仮歯で過ごさなければならない期間が長くなってしまいます。骨が薄かったり、より美しい歯を希望したりする場合、骨や歯肉をつくるのにさらに数ヶ月が必要となる事もあります。

インプラント以外の治療法

失った歯を取り戻すには、インプラント以外にも様々な方法があります。
当院では、それぞれの治療法の利点・欠点を比較した上で、患者さま一人一人に合った治療法をご提案させていただいております。何か疑問やご不明な点がございましたら、どうかご遠慮なくお申し付けください。

	ブリッジ	入れ歯	総入れ歯
簡略図
治療法	歯が抜けてしまった場合に、両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れて欠損部分を回復する治療法。	失った歯の周囲の歯に金属の留め具を装着し、取り外しの人工の歯を留める治療法。	取り外しの人工の歯を顎の上に載せる治療法。
対応本数	数本失った場合	数本失った場合	全部の歯を失った場合
治療期間	2週間～2ヶ月前後で装着、その後も調整が必要（ただし、周囲の歯の状態に影響される）。	2週間～2ヶ月前後で装着、その後も調整が必要（ただし、周囲の歯の状態に影響される）。	1～2ヶ月前後で作製装着。その後も調整が必要。
審美性	保険適用外の材料を選択すれば、ご自分の歯に近い見た目にすることが可能。	留め具が見える部分もある。	顎の骨がやせてくると、口元にしわがよりやすい 。
お手入れ	ご自分の歯と同様に歯ブラシし、歯の無い所はスーパーフロス、歯間ブラシ等で清掃する。	はずして義歯の洗浄をすると共に支歯も清掃する。	はずして義歯の洗浄をする。
周囲の歯や顎への影響	■周囲の健康な歯を削る必要がある。 ■大きな負担が健康な歯にかかる。 ■歯を失った部分の骨がやせる。	■周囲の歯に留め具をかけるため、大きな負担が健康な歯にかかる。 ■歯を失った部分の骨がやせる。	■顎の骨がやせる。
欠点	■清掃性が悪くなり、支えている歯が歯周病や虫歯になる可能性がある。 ■支えの歯に負担がかかり、将来的に折れる場合もある。 ■歯を失った部分の骨がやせてくる。	■清掃性が悪くなり、支えている歯が歯周病や虫歯になる可能性がある。 ■外出先などでも取り外しをしなければならない。異物感を感じやすい。	■異物感がある。 ■食べ物が食べ辛い。 ■硬いものが食べられない。 ■浮き上がる、外れる心配がある。 ■舌感が悪い、喋りにくい。 ■外出先などでも取り外しをしなければならない。